間違った勝ち方をすること

相場をやる人の目的は利益をあげることで、これは間違いない事実です。しかしどんな手段を使っても勝つことができれば良いのだろうか。つまり、結果よければ、すべてよしなのかということです。言うまでもなく、答えはノーです。心臓外科の医師もドラッグの売人も多くを稼ぐが、彼らを同列に扱うべきではないのです。

この概念はトレーディングの世界においても当てはまります。初心者の多くは、マーケットにおいて間違った勝ち方をする可能性があるということを理解していないのです。

例えば、あるトレーダーが損切りを遵守せず、結果的には利益を上げることができたとしましょう。損失を計上しなければならなかった取引であるのだが、「結果」として利捻を上げることができたので、このトレーダーは損切りを遵守しなかったことに喜びを感じるのです。このトレーダーは自分が自らに対して罪を犯したこと、そしてそれに対する天罰が待っていることには気づいていないのです。

このトレーダーは間違った成功を収めたわけそあり、遅かれ早かれ、この労せずして得た利益をマーケットは取り戻しにかかるのです。

このトレーダーが次にストップ・ロスを誘発しそうな状況に直面した時、どのような行動をとるでしょうか。もちろん、再びストツプ・ロスを無視するのです。そうしない者はいないでしょう。前回はストップ・ロスを無視することによって利益を上げたのであり、今回もそれに倣わない手はないのです。

しかし、前回のように価格は反発せずに、今後は数週間にわたって下落し続け、大損するまで下落し続ける可能性があるのです。 トレーダーが間違った方法で利益を上げた場合には、そうして得た利益以上の金額を失うまで間違ったアプローチを続けるのです。これは大変な危険な思想なのです。

一方、熟練したトレーダーは幸運を期待することはしないのです。自らが失敗した場合、あるいは誤ったトレーディングを行った場合、そこから何とが利益を得ようとはしないし、また利益を得ることができたとしてもそれを喜ぶこともないのです。むしろ、自らの技術によってではなく、幸運によって利益を得た場合には、彼らは敗北感を味わうのです。真の勝者はマーケットにプレゼントなど落ちていないことを十分に理解しているのです。

長きに渡って相場で生き残るためには、正しいトレーディングする習慣を身につけることが大事なのです。