情報を知る事への弊害
我々が実社会で生きていく過程において、様々な情報を集めて自分の生活にいかしていくことは大変重要なことです。
特に、現代は情報化社会であり、多くの情報を仕入れ分析することで、自分の生活に大きなアドバンテージをもつことができ、本当に有益な情報はあなたに大きな利益をもたらす可能性があるのです。
トレーディングという相場においても、仕手情報や企業間の合併情報などを事前に知ることができた場合には大きな利益を得ることができるでしょう。しかし、このような情報を事前に知った上で取引することは法律違反であり、市場の公平性を失うため禁止されているのです。
しかし、一般投資家が様々な企業の財務指標や経済指標、途切れることのないニュースの中から、価値があるものとないものを見極めて投資をして、儲けることは難しいことです。このような様々な情報に振り回されて取引することは、大きな過ちを犯す可能性があるのです。
それは自分がポジションを取った後に、当初決めていた損切り価格にレートが近づいた時に、自分にとっての都合の良い情報を探し出して、当初決めていたストップロスの注文を引き下げてしまうのです。このような取引で確かに上手く凌げることがあるでしょう。しかし、このような取引を何度も繰り返していたら、いつか必ず市場から大きなしっぺ返しを食らうのです。
このために、一度ポジションを取った後には、相場に関する情報はすべて遮断して、当初決めた取引を遂行することのみに全力を尽くすのです。これは相場で長きに渡って生き抜く上で大切なことです。
長く取引をしていて何度も損失を出すとによって、心理的な弊害が生じてポジションを取る事にして恐怖を感じるようになるのです。実際にポジションを取ろうと思いながらも、連敗していた結果、再び負けることを恐れるあまり躊躇し様子を見てしまい、大幅な価格の上昇を逃してしまったことあるでしょう。こういった事例における元凶は確実性に対する欲求、あるいはより多くを知ろうとする欲求なのです。
行動を起こす前に万全を期しておこうとすることはごく自然なことですが、より多くを知ろうとすると相場に対して萎縮してしまい、常に出足が遅くなり、利益機会を失い負けるようになるのです。
相場では噂で買って、事実で売れと言われています。しかし、より多くを知ろうとずるトレーダーは全く逆の行動をとらざるを得ないのです。
事実を収集しそれに基づいて行動ずればよいのであれば、あるいは、すべての事実が明
らがになるまで待っていればよいのであれば、すべての人々が相場で成功することができるのです。しかし、相場においてはすべて逆なことが起こっているのです。
以上のことにならないためには、取引の判断には、チャートを用いることが良いのです。株価は好材料を受けて下落することがあるし、逆に、悪材料を受けて上昇することもあります。しかし、いずれの場合においても、チャートを正しく解釈すれば、そのような情報に振り回されることがないのです。
仮にポジションを取って後に、レートがストップ・ロスを目指して下落していても、その理由を探す必要はないですし、なぜ下落しているのかを知る必要もないのです。事実は、事前に設定したストップロスを目指してレートが下落しているにすぎないのです。
