恐れることの大切さ
相場では、恐れると云う気持ちが成功するために欠くことのできない重要なファクターとなります。特にトレーダーとしての基礎を習得している時期には、それは成功のための必要条件であるといえます。
多くの初心者が、マーケットの恐ろしさに敬意を払わずに、手っ取り早く金持ちになろうとして、無鉄砲にマーケットに飛び込んでくるのです。
このように無鉄砲で敵に敬意を示さない暴君が最終的には滅びることは、歴史が明確に示しているのです。マーケットの力を過小評価することは、特にトレーダーとして成長途上にある時期においては、破滅を招き、おそらく極貧生活を強いることになるのです。その時になってはじめて、元トレーダーはマーケットの巨大な力を実感するのです。
一方、少なくとも最初はおびえているトレーダーは知性を感じさせるものであり、そのトレーダーはマーケットの力に敬意を払っているということです。
恐れは無知から生まれる。しかし、恐れを知らない初心者は、あまりに無知で白分が無知であることさえわからないのです。トレーダーが成長途上にある時期には、知識や適切な手段を有しない者を待ち受ける無数の罠や落とし穴の餌食になりやすいものです。
相場に対して恐れは排除するべきではないのです。適切に位置づければ、敵ではなく友となるのです。
恐れによって、相場に対して警戒し、注意深く行動し、常に次の行動がとれるように意識することができるのです。そして、逃げ出さなければならない時には、恐れが、我々に危険をはっきり意識させ、逃げ足を速めるのです。つまり恐れは、危険に近寄らせないように働くのです。
結局のとごろ、自らを破滅させうるマーケットのカに敬意を払わないという、最も致命的な間違いを初心者が犯すことを未然に防ぐことができるのです。
そして、適度な恐怖心が有益であり、その意識が身を救うことになるのです。しかし、経験を積むことによって知識が身につき、知識がつくことによって力がつき、その力が恐怖心にとってかわるのです。
