苦痛と快感のサイクルを打破すること

すべてのトレーダーがそうであるように、トレードを始めた当初はトレーディング毎に苦痛と快感の狭間を行ったり来たりするのです。

勝った時、あるいは立て続けに利益を上げた時には達成感がこみ上げてきまて、歓喜の極みに酔って、生きている喜びを感じるでしょう。

反対に、損失の苦痛を味わった時には失意のどん底に気持ちが落ち込み、身体が痛み、世界が圧倒的な絶望感に覆い尽くされてしまうのです。すべてが灰色になり、勝った際に味わった人生の美しさなどは瞬時に暗闇に葬り去られてしまうのです。

このようにして、苦痛と喜びのサイクルを繰り返していき、この苦痛と快感の奴隷としていくのです。

さらに、ほとんどの人々が苦痛を避け快感を追い求めることに人生の大半を費やします。この明白な傾向はトレードをする上で時に当てはまることです。トレーダーとして、マーケットのあらゆる局面で、損失を避け、持てるカを振り絞って利益だけを取り込もうとするのです。これは極めて自然な衝動であるが、トレーダーはこの状態から抜け出なければならないのです。

そして真のトレーダーとして成長をしていく人は、時間の経過と共に、この苦癩と快感のサイクルは弱まっていき、損失をだしたとしても、その苦痛は以前ほどには激しいものではなく、耐えられないほど鋭いものではなくなっているのです。さらに、興味深いことに、今度は利益を上げた時にも以前ほどの.喜びを感じなくなるのです。

このように、買っても負けても何の感情も抱かない精神までたどり着くと、相場に望むレベルもより高いものとなっているのです。

真のトレーダーはトレーディングの結果に左右されない精神状態になるのです。そして、マーケットにおいて数多くの経験を積んだ真のトレーダーは、1つ1つの取引を独立したものとして扱い、混乱せず平静で落ちついて取引するようになるのです。