成功するために必要な人間性の乖離
相場で収益を上げるためには“損切りは素早く、利食いは我慢”と云うことが言われています。ただ、この投資行動を取ることが出来ない人が多いいのではないでしょうか。
普通の人はポジションを取った後に、少しでも利益がのるとその利益を失いたくないと云う気持ちになり、直ぐにポジションをクローズしてしまうのです。
一方、ポジションを取った後に損失が発生した場合に、利益が発生するまでポジションをクローズすることができなにのです。さらにどうかにしてこの損失を無くしたいと云う気持ちになり、なんぴんをしてでもこの損失をどうにかして損失を出さないようにし、どんどんと傷口を広げていくのです。
このようなことは殆どの人が取る投資行動なのです。それは心理学的に上記の投資行動を取ることが最も居心地が良く、反対に“損切りは素早く、利食いは我慢”と云う投資行動を取ることは精神的に辛い行動のようです。
これからも分かるように、殆どの人が精神的に居心地が良い行動を取るため、トータルで利益を出すことが出来ずに多くの損失を出してしまうのです。
つまり、人間がとりうる行動としてみた場合、トレーディングは大変自然に反したものなのです。心理的に心地よいものは、トレーディングにおいてほとんどの場合間違ったものです。
逆に、ある特定の戦略やアプローチが、心理的に、感情的に受け入れ難いものであれば、そのトレーディングが正しいものである確率は極めて大きいのです。
そして、正しいことを行うことは必ずしも容易なことを行うことと同義ではないのです。そして、それが安堵感を伴う場合には、間違ったものである可能性が高いのです。言うまでもなく、この矛盾がトレーディングの技術を習得することを難しくするのです。
トレードにおいては人間的な感情を持っていることがトレードで勝つために大きな欠点となるのです。
そして、正しいトレードを実施していくうちに、トレーダーは徐々に人間的ではなくなっていくのです。苦痛と快感、勝利と敗北といった無数の経験によって、トレーダーの思考回跨は逆の感じ方をするように訓練されていき、新たな神経回路が構築され、新たな思考回路、反応、感じ方が構築されていくのです。
それなりの進歩を遂げた後は、正しいものが正しく感じられるようになってきます。この変革が達成されれば、間違った行動のみならず、間違った思考さえも苦痛と不快感のメッセージを神経の中枢に送るようになるのです。
このようにトレードにおいて非人間的な感情を手に入れることが成功へのマインドとなって正しい投資行動を取れるようになり、トレーディングをお金と云う概念で見なくなります。そして正しいトレーディングを遂行することのみに集中するようになるのです。
