勝負についての正しい認識

実は相場で利益をあげた取引がすべて健全であること、あるいは正しかったことの証とはならないのです。一方、取引で損失を被った場合に、すべての取引が間違っていたともみなされないのです。

ある一回の取引の結果から、その取引手法の有効性が判断されるものではありません。この事を正しく理解できない多くのトレーダーは、常にある手法から別の手法へ目が移り、自らのトレーディング手法を確立する前に変更してしまうのです。

そして、結果的に何ら専門的な知識を習得することができない状態でいるのです。

相場においては一回の取引で勝つことは重要なことでは無く、トータルで利益をあげることが大事なのです。ここで言いたいことは、いかに取引手法が健全であり、現実的なものであっても、すべての取引で勝つこは出来ないですし、トレーディング手法には何ら問題がなくても結果は損失ということもあり得るのです。

取引をする上でもっと気を付けなければいけないことは、利益をあげることだけを目指すのではなく、事前に決めた取引を適切に執行させることに集中するべきなのです。

健全な取引手法を忠実に実行することによって、最終的に必ず収益を上げることはできるのです。

また、ある取引の結果をもって特定のトレーディング手法が健全かどうかは判断せずに、少なくとも10回の取引をもって判断すべきです。ポジションをとる前に、これが「生涯にわたる」トレーディングの1つにすぎないということを認識すべきです。

安定した利益を上げられるようになることは生涯終わることのない道程で握ると認識すべきであり、こうした心構えをもつと、1回1回の取引を生涯にわたる取引の中の些細な部分にすぎないとみなすことができます。

結果が利益だろうと損失だろうと、その取引自体についてはとるに足らないものであると認識できるのです。こうしたアプローチをとることにより、トレーディングの意思決定に際して初心者が感じがちなプレッシャーが大幅に軽減さることが出来るのです。