相場を動かす真の要因A

私は、以前まであらゆる相場の価格を決定するのは、経済指標や企業の財務諸表にあると信じていました。さまざまな比率を見ながら、重箱の隅を突つくようなファンダメンタの要因を探って売買の取引判断としていたのです。

しかし実際に、経済指標や企業の財務指標を事前に知ったところで、相場の価格が経済指標の結果を反映した通りに動くとは限りませんし、いつ、どのようにポジションを取ったら良いのかわからないというのが現状なのです。

例えば、上がり続けている相場の状況で買いのポジションを取ったとしても、上手く収益を上げることが出来ない人もいるのです。それは高値づかみでポジションを取ってしまったり、ポジションを取った場所が悪くて、すぐに損切りに引っかかってしまったりするなどの要因が挙げられます。

また、反対に下がり続ける相場状況で買いのポジションを取って利益を上げる人もいるのです。このことからも分かるように、正しいタイミングで取引を行えば、利益を上げることができるのです。

一番理解すべき大切なことは価格の上昇を招く力は、この世にただ1つだけ存在しており、 それは単純に売りを上回る買いの存在です。

良好なファンダメンタルズは確かに価格を上昇させます。しかし良好な経営は価格を上昇させないし、良好な収益も価格を上昇させないのです。すべての価格変動の背景にある直接的な力は、売りを上回る買いの存在なのです。

その力に火をつける要因は多数存在するだろうし、数多くの事象が契機となるのだろうが、直接的な力は、売りを上回る買いの存在なのです。

この事実を認識することにより、チャートを見て買い手が売り手を上回るようになる瞬間を予測できるようになれば、ファンダメンタルで売買をしているマーケット参加者がレートの上昇に気づく前に、買いのポジションを取ることができるのです。

このように、チャートを使用することによって、他人より早くポジションがとれて、手仕舞えることは、安定的に、その他大勢に勝つことができるようになるのです。

以上の事を理解していければ財務諸表、他者のアドバイス、噂、超金持ちの社長による絵空事の収益計画などではなく、株価白体に注目することによって、安定的に勝つことができるようになるのです。

抜かりのないトレーダーは、ファンダメンタルズの数値が出る前にレートが動いてしまい、マーケットが織り込み機能を有しているのです。

ファンダメンタルズの数値が出るのを待っているトレーダーは常に数ヵ月出遅れることになるのです。チャートを分析することは、しっかりとした買いのタイミングを図る唯一の分析手法なのです。