相場を動かす真の要因
ここで冷静に考えなくてはならないことがあります。市場のレートがどのような状態になったら変動するのかということです。
それは買い注文が売り注文より多くなった時に相場の価格は上昇し、逆に売り注文が買い注文より多く入ったときに価格は下降します。このように買いと売りの均衡が崩れた時に価格の変動が起こるのです。
決して経済指標の発表や企業業績の財務諸表の数値やアナリスト・レポートがレートを動かすことはできないのです。確かに経済指標などの発表後に価格が動くこともありますが、それはあくまできっかけに過ぎずに、買いと売りの注文の均衡が崩れて始めて価格の変動が起るのです。
例えば、買いの要因の経済指標が発表され、その結果に対して素直にレートが上昇すれば良いのですが、反対にレートが動かなかったり、あるいは下落していく現象を目にしたことはないでしょうか。
このような現象が起った時に、経済アナリストは経済指標の結果を市場がすでに織り込んだことが要因であると解説するでしょうし、経済指標の結果どおりにレートが上昇したら、市場は素直に反応した解説するでしょう。
これを見て頂けたら分かるように、経済指標の発表を基に売買をしても決して上手くとは限らないのです。そこで我々が注目すべきものはチャートの動きであり、チャートのみが我々に真実を表してくれるのです。
チャートの価格が上昇した事により、大口の注文が入ったことが分かりますし、チャートのサポートが破られたことにより、多くの損切り注文が執行されたのだと分かるのです。
